無限に広がる、みかんの魅力!

みかんはそのまま食べるもの。長らくそう思っていました。清澄さんのみかんに出会ってからは、そのみずみずしさ、絶妙な甘みと酸味に、ますます「そのまま食べてこそ」という思いが強まっていました。

けれど、ある時、ふんだんにあるみかんを、いくつか剥いて、バイタミックスにかけてみたら…、そのありえないほどフレッシュな甘みに衝撃を覚えました。ジュースってこんなにおいしいのか!と。生でみかんを食べるのとは、またまったく違う魅力が最大限に味わえる気がしました。それから晩秋の我が家では、みかんのスムージー、さらに、みかんを青菜やしょうがと合わせたグリーンスムージーが定番になりました。

…ここまでが我が家の限界でした。

「みかんプロジェクト」をやってからというもの、みなさんから教えていただく「みかんの楽しみ方」の多彩さと言ったら!私たちも、すべてとは行きませんが、いろいろ真似させていただき、本当に世界が広がりました。趣向を変えて味わうことのたのしさ、そして、たくさんある果物を加工する愉しみ。果物の世界って、何と豊かなのだろうと、この冬は本当にたのしむことができました。いくつか、ピックアップしてご紹介します。

ヾ海靴澆ん
ドライフルーツを作る贅沢さには昔から憧れています。我が家のグラノーラも、残念ながら現状ではすべて海外から輸入されたオーガニックのものに頼っていますが、少しずつでもいいから、ローカルのもの、手作りのものにシフトしていきたい、と常々思っています。でも、日本って、なかなか「ドライフルーツ」にできそうな果物が身近には手に入りにくいのです。みかんじゃあまり美味しそうじゃないし…と思っていたのは間違いでした。今回北海道のA様に教えていただいた「干しみかん」、出色の味わいです。凝縮されたみかんの味わいは、こんなに濃くておいしいのかと驚きました。長期保存もできて、姿もうつくしく、とても使い勝手がよさそうです。

作り方は、皮ごと薄くスライスして、干すだけ。。。
IMG_2585.JPG

厚さは、4、5ミリ程度がよいようです。我が家にはディハイドレーターがないので、天日で2週間ほど乾かします。オーブンでも、100度で1時間ほどで乾かせるようですが、酵素を最大限に活かすには、49度以上にさらさない方がよいそうです。

IMG_2594.JPG
これは数日乾かした「セミドライ」の状態ですが、外はカチカチなのに、噛むとみずみずしい凝縮された果汁が感じられて、非常においしいです。最終的には全体がパリンと割れるくらいまで乾かすとよいそうです。

皮があまりに汚いみかんは、皮を剥いて、実の部分のみ乾かしてみました。姿はちぢれてしまって美しく乾きませんが、味わいはこちらも甲乙つけがたい美味しさです。どこか杏を感じさせるような濃い味わいで、こちらも重宝しそうです。

⊂討みかん
名前は聞いたことがありましたが、ついぞ見たことも試したこともありませんでした。トースターやストーブの上で、みかんを皮ごと、7〜10分ほど、焦げて熱々にやわらかくなるまで焼くだけ。試してびっくり。みかんの外皮が、何の違和感もなく食べられます。熱された中の果肉のおいしさ。そして、それを包む外皮が、不思議と消化を助けてくれるような、良いバランスです。みかん皮が身体にものすごくよいことは昔から有名ですが(地元の友人のひとりは「みかんは外皮ごと食べる。毎日食べれば、冬は風邪ひかない」のだそうです)、なるほどこうすると、無理なくおいしくみかん皮が食べられて、これは毎冬、健康のために毎日ひとつ食べたい食べ方です。

みかんジャム
すももやいちごのジャムは魅力的ですが、「みかんジャム」は…。作りたいと思ったことがありませんでした。けれど、そんなのもつまらない思い込みにすぎませんでした。作ってみたら、何という深い甘み。これは目指して作る価値のあるジャムです。糖分は20パーセント程度でも十分すぎるほどの甘み。仕上げに、清澄さんの蜂蜜(広大なみかん山の受粉のために飼われているミツバチから採った貴重な非加熱蜂蜜です)を、火を止めてから加えたら、何とも言えない良い香りのジャムになりました。

我が家は、皮のきれいなものは、皮ごとドライにしたり、陳皮にしたり、焼きみかんにしたりしたので、皮の汚いものの中身だけを使いましたが、皮を入れてマーマレードにしてもおいしいかもしれません。インターネットの英語ページを検索すると、欧米でも「タンジェリン(=みかん)のマーマレード」はよく作られているようで、いろいろ素敵なレシピがアップされていました。そういえば、パリのマルシェでも「タンジェリン」はよく売られてました。「みかん=和風」の方程式はまったくの思い込みなのです。

い澆んソース
クレープシュゼット風に、搾ったみかん汁に少し糖分を加えて鍋で温めたら、パンケーキやクレープにぴったりのおしゃれなソースに早変わりします。カラフルなオレンジ色にこどもも大喜び。

イ澆んのサラダ
薄くスライスしたみずみずしいみかんを、オリーブオイルのシンプルなサラダに入れると、さわやかで新鮮な味わいに。焼いたきのこを一緒に入れるのも美味です。

Ε曠奪肇錺ぅ
レモンではなく、みかん汁を加えると、ずっと落ち着きのある、あまやかな味わいに。なるほど!

Г澆ん風呂
食べたみかんの皮を、ただ単に乾燥させて、お風呂に入れます。とても薬効があるらしいです。まだ試せていません!(後悔しています)

┐澆ん皮のお茶
皮を乾かしたり、或いは生のままお茶にするとおいしいのだそう!まだ試せていません!

皮ごとジューサー!
我が家にはジューサーはありませんが、なるほど!みかんの栄養を最大限にいただけそうな方法です。教えてくださった方は、絞りかすもそのままお菓子作りに利用されたとか。すばらしいです!

このほか、「皮をたくあん作りに利用しました」とか、「皮をベーコンづくりのチップ代わりにします」とか、実に多彩な活用法を教えていただきました。お陰様で、来冬からは、山ほどのみかんとともに、思う存分冬をたのしめそうです。ほかにも、素敵な活用法をご存じの方、教えていただけたらうれしいです。

せっかくの「みかんの愉しみ方」、もっと早くアップすれば、たくさんの方々にお楽しみいただけたと思うのですが、結局今になってしまいました。お手元にみかんがなくなってしまった方、来冬をたのしみに待っていただけたらと思います。そして、いよいよ芳しい南国のフルーツ、文旦の季節です。清澄さんのすばらしい文旦を近日中にご紹介させていただく予定ですので、どうぞおたのしみに。

 
PROFILE
CATEGORY
ARCHIVES
LINK
SEARCH
OTHER